流星ワゴン 重松清
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ビーナスラインで、免許とりたてで初の家族ドライブで事故死した親子の幽霊の案内する赤いオデッセーの流星ワゴンで、過去の大切などこかに行く中年男。重松さんの作品の多くは、中年男の僕が主人公で感情移入してしまう。中年男が私ではなく僕は・・・という言い回しが共感を呼ぶ。今回のテーマの一つも重松ワールドの死である。
物語の流れは、現実的なサイテーサイアクなバック・ツー・ザ・フューチャーという感じ。最終的にハッピーエンドという甘い結末ではないが、ちょと希望が持てる結末で後味は悪くない。
この物語を読んで、自分のたいせつなどこかを探してみましょう。